中小企業も安心!サイバー攻撃の種類と簡単な防衛策

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街の損保案内人

1級FP技能士・CFP
損害保険業界で15年以上の経験を積み、長年の現場経験と専門知識を活かして、スモールビジネス、個人事業主、中小企業のリスク対策について分かりやすくお届けしています。

最近、ニュースで「サイバー攻撃」や「情報漏洩」といった言葉を耳にすることが増えてきましたよね。特に個人事業や中小企業が狙われるケースも多く、理由は「セキュリティ対策が手薄」と思われているからです。ですが、特別な知識や高額な投資がなくてもできる、簡単な対策があります。今回は、サイバー攻撃の種類と、すぐに実践できる具体的な対策をご紹介します。

個人事業や中小企業が狙われる!サイバー攻撃の種類と簡単対策

1. マルウェア(悪意のあるソフト)

攻撃内容: ウイルスやランサムウェアでPCを壊したり、データを盗んだりする。

簡単対策:

•ウイルス対策ソフトをインストールする(無料版でもOK)。

•知らないメールの添付ファイルは開かない。

2. フィッシング詐欺

攻撃内容: 本物そっくりのメールやWebサイトで、パスワードや銀行情報を盗む。

簡単対策:

•公式サイトやアプリから直接ログインする(リンクは使わない)。

•メールの差出人アドレスを必ず確認する。

3. DDoS攻撃

攻撃内容: サーバーやWebサイトを大量のアクセスでダウンさせる。

簡単対策:

•使っているサーバー会社がセキュリティ機能を提供しているか確認する。

•Webサイトの管理者に相談して防御策を確認する。

4. ブルートフォース攻撃

攻撃内容: パスワードを総当たりで試し、侵入を試みる。

簡単対策:

•強力なパスワードを設定(例:「Apple123!Orange」など12文字以上)。

•使い回しをやめ、定期的に変更する。

個人事業や中小企業ができるシンプルな対策

1. 無料でも使えるセキュリティツールを導入

まずは最低限、PCやスマホにウイルス対策ソフトを入れましょう。無料版でもOKですが、業務に使う場合は有料版を検討するとさらに安心です。

2. パスワードをしっかり管理する

•強いパスワードを作る

•パスワード管理ツールを利用することで、使い回しを防げます。

3. 定期的にバックアップを取る

データが消えたり盗まれたりしたときに備えて、クラウドや外付けハードディスクに定期的に保存しましょう。自動バックアップ設定が便利です。

4. 社内ルールを簡単に決める

従業員が少なくてもルールを共有することが大切です。たとえば:

•怪しいメールやリンクは開かない。

•パスワードは共有しない。

•パソコンを離れるときは必ず画面をロックする。

5. ソフトやシステムを常に最新に保つ

アップデートを怠ると、古いバージョンの脆弱性を突かれることがあります。自動更新をオンにしておくと安心です。

6. 小さなことでも相談する窓口を作る

わからないことがあれば、信頼できるITサポートやサーバー会社に相談しましょう。専門知識がなくても、対応してくれるところはたくさんあります。

まとめ

サイバー攻撃への対策は、決して難しいことではありません。「ウイルス対策ソフトを入れる」「パスワードを強化する」など、できることから始めてみましょう。何よりも大切なのは、顧客の情報を守る、自分のビジネスを守るという意識を持つことです。安心・安全な楽しい街づくりをしていきましょう!